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ツアーも楽し

弁護士 村井勝美
 今年の四月、日本旅行が企画したツアーに参加し、久しぶりに海外旅行を堪能してきた。案内されたところはチェコとオーストリア、それにハンガリーの三ケ国。いずれも旧ハプスブルグ帝国の古都で世界遺産、今は、中欧と呼ばれている。
 一八年前の話になるが、私は、ジュネーブにあるILOを視察したことがあり、ウィーンとザルツブルグにも立ち寄っている。ウィーンからザルツブルグに向かう途中、バスの中から眺めた湖畔の景色(アルプスの山と湖・ザルツカンマーグート)が忘れられず、いずれは、奥さんを連れて行ってあげたいと思っていたが、今回の旅行日程にそこが入っていた。
 そこで、私たち夫婦と高橋幸雄夫妻(高校の先輩で数年前のパリ旅行もご一緒した)とで今回のツアーに申し込みをした次第。
 参加者は、私たち熟年夫婦が五組、若夫婦が二組、友達同士が三組(いずれも女性)、母と娘が三組、単身参加者が一人の合計二七人。最近は、個人情報云々とかで、参加者名簿などもなく、どんな案配になるやらと思っていたがいつとはなしに打ち解けあい結構楽しい旅行になった。
 高橋氏は歴史と文化、私は地理に詳しいと自負し、それぞれの知識を披瀝しあって道中遊んでいたが・・・。
 ウイーンの美術史美術館に向かう途中、私は、シラー像に続いてゲーテ像を発見して得意がる。私の思考はそこまでだったが、高橋氏は「シラーとゲーテがオペラ通りを挟んで対話している」と解説。一同、なるほどと感じ入る。でも、ドイツ人のシラーとゲーテが、なぜウィーンで対話しているんだろう?
 この謎は解けなかった。
 今回のツアーは、四都市を実質七日間で移動するあわただしい旅ではあったが、旅行代金は格安、内容は、と云うと、ウィーンでは、ホイリゲ(ウィーン風居酒屋)やシェーンブルグ宮殿でのコンサート、ブタペストではドナウ川ナイトクルーズも用意されており、大変満足の行くツアーであった。旅行会社は赤字だったと思うが・・・。
 今回、ヨーロッパでは円が下落し、物価が高くなっていることを痛感、加えて原油高(別に、燃油チャージが取られる)。これからの海外旅行は大変になるかも知れない。
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